作成:2002・12・10

 会友のひとりから、飾り物状態のペンタックスKのお手入れを頼まれました。分解困難だそうです ・ ・ ・ Kのお手入れができる ・ ・ ・ どうなっているのか知りたい点がたくさんあります ・ ・ ・ 楽しみだなぁ。

 これは、個人的な興味なのですが、世間一般に言われていることや、雑誌などに書かれていることに疑問を抱いていることもあります。その真意、APからのSVまでの技術的な進歩を、K前後の機種との部品の互換性から確認できればと思っていました。
                                                 ごめぇーん。ちゃんと、お手入れもしますよー (^^;


手入れの済んだK  手持ちのレンズを付けてみました

 問題のKですが、中身はたいへんな状態でした。誰か先人(複数の人達かも知れません)が、修理を試みて収拾がつかなくなってしまったようです。ちょっと多岐にわたりましたが、お手入れの内容を別のページにまとめました。

 今回は、シャッター幕の交換のお許しも持ち主から頂いたので、徹底的なお手入れができました。思い通りとは行きませんでしたが、比較的順調に交換が出来ましたので、ご参考になればと思います。

 外観も若返りました。されどKです。調整は簡単にはゆきません。幕を交換し、ギアパーツの歯の間やネジ溝を清掃して仮組みしてみると、Kは猛々しく甦りました。とてもいい音です。しかし、スピル・ギアの出来がちょっとヤワなので、慎重に巻き上げないとご機嫌を損ねます。
 これでは、操作感が悪くて使う気になりません。フィルムを入れると、レリーズが引っかかって押しづらくなったり、フィルムカウンタが動かなくなったりします。あちこち清掃して、ギアの歯ひとつ分を微調整したりして、まずまずのフィーリングになったと思います。

 そして、最後まで手間どったのは、1/1000秒の露光ムラで、恒久的な決め手は見つからず、今のコンデションをどれだけ保てるかは判りません。

 持ち主のところにお返しする時がきました。はじめてのKのお手入れ。その過程で撮影した試写が思い出となって残りました。

いつもヤボなことを言って恐縮ですが、カメラの分解は自己責任でお願い致します。






つぶやき

今回のKのお手入れをしてみて、感じたこと、言い訳とか、私信モードのブツクサを書きました。
\(*^o^*)/やったー と (/_;) グッスン の繰り返しです。

つまらない話ですよ。 → ここ