SMCタクマー 150mmF4 とテレタクマー 200mmF5.6 背景の半断面図は拾い物ですが教典の研究本にも掲載されています
TECHART LM-EA7の取扱説明書では、焦点距離が135mmを超えるレンズを使用する場合は、三脚の使用を勧めています。そもそも、LM-EA7の繰出し量は4.5mmですから、望遠レンズをAFで使うご利益はほとんどありません。
軽量でコンパクトなSMCタクマー 150mmF4 とテレタクマー 200mmF5.6は、望遠レンズでも重量の制約の500g以下の制約を満足する稀な存在です。ものは試しでLM-EA7に付けてみました。
どちらのレンズも、シャープネスは、そこそこよいと言われています。150mmF4は、色収差を指摘する声もあります。正直なところ、SMCタクマー 150mmF4 とテレタクマー 200mmF5.6は、なかなかタクマー度が感じられないので、あまり気に入ったレンズではありませんでした。200mmF5.6は、フィルムカメラでは、暗くてピント合わせ、手振れに悩まされます。
スーパータクマー 150mmF4は1965年の登場で、1967年に後期型に交代した後、1971年からSMCタクマー 150mmF4が継投します。スーパータクマー 150mmF4の前期型と後期型の違いは研究本にあるのですが、後群のレンズエレメントが少し大きくなり重量が少し増えました。レンズ構成は5群5枚で、コンパクトさが当時の謳い文句でした。
1958年登場のタクマー 200mmF5.6が1962年にテレタクマー 200mmF5.6に名称が変わり、カタログ上は1971年まで掲載されていました。レンズ構成は5群5枚で、370gと軽量なのが特徴です。レンズの描写に関する世間の評判は上々です。
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