SMCタクマー 135mmF3.5 と5枚玉スーパータクマー 135mmF3.5 後ろの前期型タクマー135mmF3.5を付けたSPは初期型です およそ20年前にシャッター膜を交換して今なお健在です
重複して恐縮ですが、1963年登場のスーパータクマー 135mmF3.5は、1965年に最後群の貼り合わせレンズが単レンズに変更され、4群5枚の初期型と4群4枚の後期型に区別されます。スーパータクマー 135mmF3.5には、プロダクトナンバーが二つしかないのに、バリエーションが豊富で、どうやって区別するかを本科の追加ページ「気になる スーパータクマー 135mmF3.5」に書きました。
最後期のスーパータクマー 135mmF3.5が、開放測光に対応し、マルチコーティングされたのが、SMCタクマー 135mmF3.5です。しかし、5枚玉スーパータクマー135mmF3.5とSMCタクマー135mmF3.5、どちらも同じ描写に見えて区別できません。スーパータクマー 135mmF3.5は、内面反射によるフレアに惑わされ、SMCタクマー 135mmF3.5は改善されていると長いこと勘違いしていました。
これらのレンズは、エルノスタータイプに分類されますが、前期型のスーパータクマー 135mmF3.5は、アサヒフレックス用と同じ4群5枚の光学系で、タクマー度が何か違うような気がします。(たびたび、タクマー度と言って恐縮ですが、ワタシの価値観なのでご容赦ください)
|