作成:2000・02・22

お断り:恐縮ですが、個人的な感想と独断です。


SMCタクマー 200mmF4 の思い出

いかにも昔の望遠レンズらしい没個性的なデサイン

 ESIIの望遠側の交換レンズが、135mm止まりでは、気の毒だと思ったのがSMCタクマー200mmF4を買う動機でした。望遠レンズとして、Sマウントのシグマ600mmF8を安く買ったのですが、副反射鏡の鍍金の一部が剥げており、マウントをねじ込むと三脚座が真下にこないですこし傾いてしまうという程度の悪いものなので、登板させずらく用廃になっています。
このレンズはあったら買おうと思っていたレンズなので、デパートで開催される中古カメラ市のアルプス堂のコーナーに、フード、キャップ類が揃った状態のものが1万3千円ということであれば・・・。

 

 SMCタクマー 200mmF4 の印象


 SMCタクマー200mmF4は、昔ペンタックスSPとともに使ったことがあります。その時は、ずいぶんと大きなレンズだという印象を受けました。ヘリコイドが少し前方に寄っているので、ホールディグ上は若干不利になります。全体として、もう少しスリム化の余地はあります。フィルタ枠は58mmで、最短撮影距離2.5mとやや不満です。
 白黒フィルムを常用していた昔は、望遠レンズには有色フィルタを使うのが常識でしたので、鮮明でコントラストも充分な写真が撮れます。現在は、実質的にカラーフィルムしか選択肢がなく、新しいガラス種を使って高度に色収差を補正した望遠レンズや望遠ズームが常識です。従って、このような古いレンズでは解像度やコントラストが苦しく、200mmともなるとなかなか現在の及第点を取れる写真を撮影することは難しくなります。そこで、意識的にF8まで絞りそこそこの性能を発揮させるようにすることが必要です。

 

 その他


 SマウントのテレコンバータのケンコーMC6をこのレンズに付けて撮影したのですが、素直に焦点距離は伸びます。しかし、色収差の影響で画質の低下は避けられず、暗くなりますので積極的な使用は避けています。

 


 F用のニッコール200mmF4は大変個性的でかっこいいデサインの上、性能も折り紙付きでした。写真部の顧問の先生が使っていて、憧れでした。それに比べて、SMCタクマー200mmF4は、なんとも個性のないデサインです。でも当時の望遠レンズって、F用ニッコール以外は、カメラメーカ製も交換レンズメーカ製もみなこのようなデザインだったのです。
 Ai化しそこなった旧型のニッコールQオート200mmF4ですが、安いので買ってしまいました。ご存知のように、非Aiレンズは新しいAiボディには付かないのです。そこで、このF用ニッコール200mmF4を、Kマウントに変えようと思ったのですが、自動絞りレバーの動作方向が逆なのを解決することができず挫折してしまいました。
 ある中古カメラ屋さんの話だと、非Aiレンズの熱心なファンの中には、金属ヘリコイドの美品がAi改造されていると怒りまくる方もいるそうで、「ワタシのせいじゃないのにねぇ」と嘆息していました。
 尚、SMCタクマー200mmF4用の革製の中古ケースは入手しておらず、不憫でなりませんでしたが、やっとネットオークションで譲って頂いた「古いレンズケース10個まとめて500円」の中にありました。



 

 
   

 更新日 : 2004・11・08.