作成:2001・08・27

お断り:恐縮ですが、個人的な感想と独断です。


SMCタクマー 135mmF2.5(前期型) の思い出

 SMCタクマー135mmF2.5は5群4枚構成の前期型と6群6枚の後期型があります。ついこのあいだ、SMCタクマー135mmF2.5(後期型)が届いたばかりなのに、また、135mmF2.5をネットオークションで譲って頂きました。前期型のSMCタクマー135mmF2.5の販売期間は、約1年間ですので、後期型のものが多く流通しています。常々、両方の描写の違いをを比べてみたいとは思っていました。
 このレンズの絞込みレバーの刻印(プロダクトナンバー)は 43812、43802 いずれなのか伺ったところ、43802 との回答を頂き、お礼のコメントを伝えるため入札しました。これは外観美品でも小カビありで、他に張ってくる人がおらず、無競争で私が譲って頂くことに ・・・ 「いずれ」のはずだったのですが。
 小カビのほうは清掃して発送されたたようで、たいへんきれいな状態で届き、カビ跡もほとんどわかりません。

 

 SMCタクマー 135mmF2.5(前期型) の印象


 結論から言えば、135mmF2.5の後期型と前期型の描写の違いは判りません。どちらも同じで、開放でのコントラストはそこそこで、鮮明感はあまりありませんが、ボケ味がきれいで、とても素直な描写です。ファインダーを覗いたときは、ほんのちょっと四隅が甘いような気がしました。しかし、撮影しても、見分けが付きません。
 開放では、どちらも周辺光量が落ちるのですが、前期型のほうが、周辺光量の落ち方がいくぶん大きいのと、撮影距離や絵柄によっては四隅の描写が甘い時があるような気がします。しかし、少し絞りを絞った場合は、全く見分けはつきません。
 もちろん、性能差を比較するための試験や検査をすれば、差は存在するのでしょうが、一般撮影に使用する限り、大差は無いようです。
 SMCタクマー135mmF2.5後期型と前期型いずれが良いかというのは長年の疑問でした。開放での四隅の差といっても僅差であって、個体差といっても良いくらいです。どちらかと云えば後期型が無難、前期型は僅かに短いので携行に有利といったところです。
 後期型と同様で、最短撮影距離は1.5mで、フードは200mmF4と共通です。キャップも同じ58mm径です。


SMCタクマー135mmF2.5前期型と後期型の比較(レンズの中を照らしてみます)

 その他


 よく研究本に書いてあることですが、135mmF2.5(後期型)と135mmF2.5(前期型)の比較をしてみましょう。全長、外径、重さが微妙に違いますが、外観の差は実際に並べて見ないとよく判りません。前期型を見分けるポイントは、最後群のレンズが後端ぎりぎりの位置にあること、覗いてみて絞り羽根の8個の支点が見えないことなどです。そしてやはり、絞込みレバーのプロダクトナンバーで判断することができます。

 今回気づいたことですが、付属のケースにも違いがあります。前期型は紙製のケースではなく本革製です。このレンズに付けて頂いた革ケースは、使うのがもったいないほどきれいなものでした。寸法は後期型の紙ケースと同じです。
 実は、Sタクマー135mmF2.5用の革ケースを、ずい分以前から2個準備していたのを忘れていました。Sタクマー135mmF2.5用はちょっと寸法が短いのです。この、SMCタクマー135mmF2.5 前期型のケースは、ちょっと全長の長い後期型の登場を予言しているようです。

 結果として、ちょっと痛んだ革ケースと、後期型オリジナルの紙ケースが余ってしまい収納場所に悩むことになりました。

 

 


 

 
   

 更新日 : 2004・11・08.