作成:2000・02・24

お断り:恐縮ですが、個人的な感想と独断です。


SMCペンタックス M50mmF1.4 の思い出

コンパクトな外観ですが、一人前にずっしりとした重さがあります。

 高輪の中古カメラ屋さんでワインダーMIIを買ったとき、雑誌の記事で有名な店員さんに対応して頂きました。ショーケースの中にあるSMCペンタクスM50mmF1.4がなぜ2千円なのかを聞いたところ、バルサム剥がれとのことです。見せてもらっても判りませんので「見えません」というと、「どうして見えないの〜」と地団駄を踏むパフォーマンスで、レンズの覗き方や光のかざし方を何度も教えて頂きました。「よそではそのまま売っちゃうけどね」という程度であり、蜘蛛の糸のような「バルサム剥がれ」を確認することができたのは買って帰って何日かしてからでした。「これを云っていたんだ」と判るまで充分楽しんだ上に、新品のFキャップまで付けてもらったですからこの店員さんのファンになったのは云うまでもありません。

 

 SMCペンタックス M50mmF1.4 の印象


 SMCペンタクスM50mmF1.4は、SMCタクマー50mmF1.4とコーティングの色こそ違いますが、見た目は同じレンズのようです。ペンタックスAレンズ、AFレンズと、その都度、リニューアルが施されされながら引き継がれています。ただし、タクマー50mmF1.4よりはM50mmF1.4のほうが描写がよくなっているような気がします。
 タクマー50mmF1.4では、解像力、コントラストといった性能を背伸びしてもとにかく追求するといった印象ですが、M50mmF1.4になると少し余裕が出て、素直な描写、バランスの良さもすこしは気にして来たという印象をもちました。好みの問題なのですが、飽きの来ない標準レンズという境地のものにはまだ達していません。クセ玉というほどの強烈な個性は困りますが、純水に対してミネラル水ぐらいの味付けで調整することが現代のレンズの課題ではないでしょうか。
 最短撮影距離は、0.45mと常識的なところです。

 

 


 

 

   

 更新日 : 2001・06・20.