作成:2019・10・22

お断り:恐縮ですが、個人的な感想と独断です。


SMCペンタックス F マクロ 50mm F2.8 の思い出


 Fマクロ 100mm F2.8では、少し望遠レンズ感が出てしまうと思うことがあるので、このFマクロ 50mm F2.8は、K-1のために買い足したレンズです。2017年秋に、ネットオークションで光学系良好の並品を、野口先生9枚で譲って頂きました。さすがに、並品の外観の艶消し塗装のテカリやスレは年月を感じるものがあります。

 

 SMCペンタックス F マクロ 50mm F2.8 の印象

 
 恥ずかしながら、わけもなく花や葉っぱに寄ってシャッターを切りたくなるレンズです。Fマクロ 100mm F2.8と同様に、Fマクロ 50mm F2.8は、解像度がたいへん良好で綺麗な写真が撮れます。K-1ではなんとも言えないのですが、コントラストだけでなく発色もたぶん良好なはずです。なにしろ、K-1は強力で、少々変退色したカラープリントでも、カラーバランスを補正してほどよいコントラストで複写してくれるのです。  
 撮影距離が0.3mぐらいまでは前玉は奥まっていますが、等倍まで寄ると前玉はフィルタ枠まで出てきます。フードいらずだと思いますが、いちおう、ラバーフードのRH-RAが指定されています。7郡8枚構成で、絞り羽根の枚数は8枚で、F32まで絞れます。公称の重量は385gと確かに質感は充分です。しかし、なぜこうなったか判りませんが、フィルターサイズが49mmではなく52mmなのです。  


前玉は∞〜23cm程度までは奥まっているが、等倍まで繰り出すとフィルタ枠まで出て来る状況。

 系譜

 
 後継のFAマクロ 50mm F2.8は、同じ光学系を踏襲しており、フィルターサイズも52mmのまま、クランプネジというものが追加されました。これは、下向きでMFにした際に自重でレンズが伸びるの防ぐためとのことで、距離リングの回転を重くすることができます。F マクロ 50mmも F マクロ 100mも、自重でレンズが伸びることはなく、クランプネジは必要ありません。AFモーターの負担低減のためにメカニズムが変更されたのかもしれません。なお、Fマクロ 100mm F2.8と同じようなフォーカスレンジリミッターは追加されませんでした。  
 そして、2004年登場の、DFA MACRO 50mmF2.8と続くのですが、同じ7群8枚構成でも、新設計の小型高性能光学レンズと言っているので、新しい光学系なのでしょう。が、前身のFAおよびFシリーズと同じ光学系という解説もあります。このレンズは、フィルタ径を49mmとすることで、小型化は図られているのですが、クローズアップで伸び出てくる前玉レンズが細いので、ちょっと情けない格好になります 。。。いらな〜い。  


マクロタクマー50mmF4との比較。いずれも、等倍まで繰り出すとほぼ同じ長さです。

 標準レンズの代わりにマクロレンズをそろえるのが粋というもの。標準レンズだって、開けて使えないだろうという解像力至上主義の道理に納得させられました。当然、自動絞りで測光できるマクロレンズが前提です 。。。半世紀ぐらい昔の思い出です。




 

   

 更新日 : 2019・10・24.

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