作成：2022・04・28
お断り：恐縮ですが、個人的な感想と独断です。
５．トランスルーセントミラー・テクノロジー搭載のマウントアダプター
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タクマーレンズで撮影したい一心で、TECHART ライカＭマウントダプター LM-EA7とソニーα7ＲII を入手しました。しかし、αマウントレンズなんて一本も持っていませんが、ミノルタ、コニカミノルタ時代からのα(A)マウントレンズをα(E)マウントに変換するマウントアダプターの存在を知りました。そのなかに、とても気になるマウントアダプターがあります。
2010年登場のα55とα33は、トランスルーセントミラー・テクノロジーという固定式透過ミラーのボディで、光学ファインダーに代えて電子ビューファインダーを備え、ほぼ、MILC化しています。そして、速やかに、α(E)マウントのNEXシリーズに向いますが、2021年出荷終了のα99 II までトランスルーセントミラー・テクノロジーとα(A)マウントは使われ続けました。α(A)マウントレンズの供給は2022年まで続き遂に終了しました。 ユーザー離れの懸念に対してレンズマウットアダプターの準備も用意周到でした。マウントアダプターはLA-EA1(2010年6月発売)とLA-EA2(2011年10月発売)が、APS-C版のNEXシリーズ用です。LA-EA3とLA-EA4(いずれも2013年11月)は、α7とα7Rとともに発売されました。LA-EA1とLA-EA3は、AFカプラーで駆動するレンズでは、AFで使用できません。 かたや、LA-EA2とLA-EA4は、トランスルーセントミラー・テクノロジー(トランスルーセントミラー､位相差AFセンサー､AFカプラーの駆動モータ)をそのまま詰め込んでんで(内蔵して)、AFカプラーで駆動するレンズにも対応しています。テレコンなどの制約はあるものの、全てのα(A)マウントレンズがAFで使用できます。 α55やα33のAF機能をそのままマウントアダプターに取込んでいるのには驚きです。しかも、LA-EA4はフルフレーム対応なのです。α(A)マウントレンズを持っていなくても、これは欲しくなりました。 
マウントアダプター LA-EA4 と AF ZOOM 17-35mm F2.8-4(D) ドデカフードが貫禄 この LA-EA4は、元箱付きのとても良いコンデションで23800円なので、新品より安いと納得です 。。。晴れて、α(A)マウントレンズをマウントアダプターLA-EA4を介して撮影に使うことができるようになりました。 |
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テスト用に準備したα(A)マウントレンズを付けて電源を入れてみました。とにかく、ここまで凝るかと感心しました。
α7R II のファインダーには、フォーカスエリアがワイドの場合、LA-EA4の3点クロス15点AFセンサーのポイントが表示されます。合焦すると右のイメージのようにポイントは緑色に輝きます。こうして、α7R II には、LA-EA4が宿ります 。。。どうせなら、ハイブリッド位相差検出AFシステムのα99 II が宿ると嬉しい気がします 。。。中央１点だけで充分なら、フォーカスエリアは中央にします。 合焦速度には不満はありません。動体予測機能にも対応し、LA-EA4を介してもα(A)マウントレンズはボディ側で5軸手ブレ補正を行うと謳っています。 なお、APS-C版専用のDTレンズを装着した場合、自動的にAPS-C相当のサイズで撮影するようになり、画角を自動的にAPS-C相当に変更して、ファインダー/モニター全面に表示するようになるそうです。 |
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LA-EA4は出っ張りが不格好と不評ですが、最新のLA-EA5(2020年11月発売)は、ボディの像面位相差AFを使うことで、このハーフミラーと位相差AFセンサーを省略して、小型・円筒形状のすっきりしたデザインになりました。ただし、事情があるのかも知れませんが、α7R II はずっとアップデート待ちのままでした。
トランスルーセントミラー・テクノロジーは、α99�兇泙濃藩僂気譴討�り、ミラーによる光量ロスやフレアは、杞憂でした。それよりも、絞りレバーの駆動もあり、α7R II の電池の消耗がさらに加速されるようで気がかりです。 ５.１ α(A)マウントレンズの試写 欲しいと思うα(A)マウントレンズはありますが、お宝レンズにはなかなか踏み切れません。とりあえず LA-EA4をテストするために格安で入手できるレンズから準備することにしました。ここでテストするのは、AFカプラー接続のレンズにしますが、望遠だと楽しくなさそうなので避けます。
マウントアダプター LA-EA4 のテストに準備したα(A)マウントレンズ |
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まず、マウントアダプターLA-EA4をテストするために準備したレンズは、コニカミノルタ時代の2004年にα-70と同時に登場したコンパクトな3.5倍標準ズームレンズ AF ZOOM 28-100mm F3.5-5.6(D)です。ネットオークションで、極上品(外観は良品)と謳って430円でした。しかし、なかなかの性能で正直なところ驚きました。 AF ZOOM 28-100mm F3.5-5.6(D)の試写 ⇒ |
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さらに、マウントアダプターLA-EA4のテストに準備した α(A)マウントレンズは、AF ZOOM 70-210mm F4.5-5.6 II です。実は、ネットオークションで初めて１円落札を経験しました。外観はともかく、軽量･コンパクトで光学系のコンディションは良好なので、テストには充分です。 AF ZOOM 70-210mm F4.5-5.6 II の試写 ⇒ |
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マウントアダプターLA-EA4のテストも好調なので、すこし欲が出ました。コニカミノルタ時代の2004年に登場したAF ZOOM 17-35mm F2.8-4(D)です。光学系良好で、オリジナルの前後のキャップとフード付きとなると、送料込みで10000円でした。なかなか格安とはいかず 。。。難しいなぁ。 AF ZOOM 17-35mm F2.8-4(D)の試写 ⇒ |
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マウントアダプターLA-EA4のテストを続けます。明るさF2.8通しの標準ズームレンズと、少し贅沢な気分です。コニカミノルタ時代の2004年に登場したAF ZOOM 28-75mm F2.8(D)です。外観よりも、オリジナルの前キャップとフード付きで、キレイな光学系にこだわると、並品でも送料込みで11000円と格安とは言えません。 AF ZOOM 28-75mm F2.8(D)の試写 ⇒ |
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ズームレンズで、LA-EA4のテストを重ねると、シャープネスの良いレンズを試したくなりました。選んだのは、フォーカスレンジリミッター機能の付いた AF マクロ 50mm F2.8 Newです。AFマクロ50mmF2.8 に比べ、程度の良いニュータイプはちょっと値が張り、送料込みで5000円でした。 AF マクロ 50mm F2.8 Newの試写 ⇒ |
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デジタル一眼レフカメラ(DSLR) α900が国内向生産終了となったのは、2011年10月でした。トランスルーセント・ミラーテクノロジー搭載のボディに引き継がれましたが、α99�兇�2021年8月に出荷終了になりました。α(A)マウントレンズを使用する一般向けのボディはなくなりました。しかし、レンズマウントアダプターがLA-EA4があります。LA-EA4は、異種レンズを接続する並のレンズマウントアダプターではありません。α7R II に接続すると、ファームウェアが最新になっていればトランスルーセント・ミラーテクノロジーシステムのボディを演じきります。
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ADJ MANUAL] で焦点距離を設定し、LA-EA4では、[