作成:2000・02・24


SMCペンタックスMレンズについて

 

 ペンタクスの場合、オリジナルのKマウントに仕様追加を行いKA、KAF、KAF2マウントと呼んでいます。レンズシステムのほうは、ボディの路線変更のたびに、装いを新たにして、たくさんの顔ぶれが出現します。ここでは、オリジナルのK2、KX、KM用に準備されたペンタクスKレンズ(P・Kレンズ)、MX、ME用のペンタクスMレンズ(P・Mレンズ)、スーパーA以降の自動露光システムに対応したペンタクスAレンズ(P・Aレンズ)、SFX、SF7用のAFレンズをペンタクスFレンズ(P・Fレンズ)と分類して呼ぶことにします。

 

 ここで紹介できるのは主にペンタクッスMレンズです。ペンタクッスAレンズよりは安価に入手できるからです。また、持っているボディがME-Fであり、ペンタクッスAレンズである必要はありません。また、フィルタ径が52mmのペンタクッスKレンズも避けています。明確な理由があって入手したものは少なく、買うつもりのないレンズでも、その時の持ち合わせで衝動買いしてしまったものばかりです。
 見かけの解像力やコントラスト追求が完成した20前の廉価版のレンズですから、必ずしも満足な写りまでは期待できないかもしれません。あまり注目されることのないものばかりで、モダンクラシックレンズとして紹介される機会も少ないようです。

 76年のフォトキナで19本のKマウントレンズの発表が報道されました。このうち11本の単焦点のペンタクッスMレンズの主なものは、11月からMXとMEの発売に合わせてすぐに発売されています。

 Sマウント時代のレンズのフィルタ径は49mmでしたが、Kマウントに変わる時にフィルタ径も52mmになっていました。わずか1年あまりでペンタクッスMレンズのフィルタ径を49mmに戻すのは、コンパクト一眼レフの戦略上の技術的な都合でしょう。この記事に、Sマウントのペンタックスユーザの乗り換えを促す意図を感じ、就職したらESESII を買おうと思っていた貧乏学生の私は、Sマウントのボディもついに買えなくなると予感し、嘆息したことを覚えています。

 コンパクトなペンタクッスMレンズの全長をみると、コンパクトさに対する執念に改めて感心します。ただし、今となっては、このうちM28mmF2.8とM135mmF3.5などは別として、いつでもどこでも売っているレンズではありませんし、在庫があってもけっこうな値段です。M40mmF2.8は豊富でも異常なプレミア価格が付いています。研究品コーナーで買ったM28mmF2.8の程度がコンパクトで気に入ってしまい、妙な物欲を刺激され、一時は、これらコンパクトなサイズのレンズを揃えようかと思いましたが、その苦労と費用の前に簡単に挫折してしまいました。

 

 


     11本の単焦点レンズ
     コンパクトなペンタックスMレンズ

以下のP・Kレンズ、P・Mレンズの
印象を紹介します。

目 次


 

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   更新日 :2004・11・08.

 

 

 11本の単焦点レンズ


 M50mmF1.4、M50mmF1.7、M40mmF2.8、M28mmF2.8、M35mmF2.8、M35mmF2、M100mmF2.8、
 M135mmF3.5、M200mmF4、Mマクロ50mmF4、Mマクロ100mmF4の11本

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 コンパクトなペンタックスMレンズ


  銘柄

 全長

  銘柄

 全長
M20mmF4 29.5mm M85mmF2 46.0mm
M28mmF2.8 31.0mm M100mmF2.8 55.7mm
M35mmF2.8 35.5mm M120mmF2.8 63.0mm
M40mmF2.8 18.0mm M135mmF3.5 66.7mm
M50mmF1.7 37.0mm M150mmF3.5 75.0mm
M50mmF2

31.0mm

 

 

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