作成:2002・05・11

SMCタクマーレンズの手入れ





 今のレンズと違って、常用範囲の単焦点レンズならある程度分解して手入れをすることは容易です。とはいえ、大切なレンズの手入れはサービスセンターや修理屋さんに相談しましょう。ここでは、そこまでお金をかけられない研究品や難ありのものを、玉砕覚悟で手入れして復活してみたいという方のために、私のしょうもない経験を掲載するものです。ですから、ヤボなことを言って申し訳ないですが、自己責任で挑戦してみてください。また、リスクが伴いますので、無理は禁物ですし、必要のないことまではやらないように心がけましょう。


始める前に


玉砕覚悟とはいえ、勝手を知らずに手をつけると、本当に使い物にならなくなります。また、レンチは、ある程度のものは必要になりますので、カニ目レンチ、レンズレンチは自作するか購入することをお奨めします。

清掃しても、ある程度のホコリが残ることは防げません。ひとつには作業環境の空気清浄度の問題があります。もうひとつは、レンズ鏡胴の部品の塗装が古くなっていて、作業に伴ってネジ山から発生してくることがあります。あんまり神経質にホコリを気にしても仕方ないです。

ジャンク品コーナーから教材を連れてくるにしろ、好きこのんで絶望的なものを選択するのは避けましょう。レンズのヤケやクモリは諦めるしかありませんし、タクマーレンズの場合、フィルタ枠が変形しているもの、分解跡がひどいものも苦労します。


教  材


 望遠レンズ:SMCタクマー135mmF3.5
  → ここ
  主に絞りの粘りの手入れをします。105mmF2.8、120mmF2.8、150mmF4にも応用できます。

 広角レンズ:SMCタクマー35mmF2               ・ ・ ・ ・ 追加:2000・05・27
  → ここ
  主に絞りの粘りの手入れをします。標準レンズにも応用できます。

 標準レンズ:SMCタクマー50mmF1.4(前期型)
  → 準備中

 参考:スーパータクマー55mmF1.8(初期型)
  → ここ
  最後期の完全自動絞りオートタクマーの銘だけをスーパータクマーにした標準レンズです。



 

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