マウントアダプターK用フォーカスエイドパッチの作り方です。

実証試作品
作成要領


外  観 (レンズ側)

材    料

金属のシート状リング
 ステンレス粘着シート 40cm×67.5cm
 (耐熱、汚れ防止のために、ガス台周りの壁に貼るもの)
 板厚:0.05mm

クッション材
 試作例:滑り止めフエルト  (粘着剤付き)
 厚み:約2mm


 ある程度の弾力があって押し付け力が働くものなら何でも可

スペーサ
 シート状プラ板 (コンビニ弁当のフタが好適)
 ステンレス粘着シートの補強用


工    具

主なもの


 サークルカッター
 ノギス (写真のようにおもちゃのノギスでも可)
 カッター

その他


 ピンバイス、ドリル(径2.5mm程度:カッターによる)いずれか
 やすり
 はさみ
 綿手袋または軍手 (手の皮の丈夫な方も使用すべき)
 台紙または、ベニア板等


作 成 手 順

準  備

 対象のレンズの寸法をよく計る
 例:SMCT−28mmF3.5の場合は内径51.5mm外形60.5mmとした
   (レンズによってこの内径は異なる)
 型紙(テンプレート)を作る (下の写真参照)
 ・薄いプラ板で上記の内径の型紙を作るサークルカッターで切る。
 ・切り抜いた穴も円盤どちらの型紙も使用するのは要素試作に同じ。
 ・外形の円盤は要素試作のものを使用。

シート状リングの裁断

(下ごしらえ)
 ステンレス粘着シートを適当な大きさ7cm×7cm程度切断する。
 それをシート状プラ板に貼り付ける。

(裁断)
 この場合、60コ以上のリングが採取可能。
 中心に約径2.5mmの穴を開ける。
 この穴にサークルカッターのセンターヘッドを通して中心軸にねじ込む
 サークルカッターで内外周を裁断(外周から先に、内外周交互に)

(端面のバリ落し)
 レンズや素手を傷つけないよう必ず裁断面のバリはやすりで落とす。

(修正)
 手作業なので、リングは波打ってしまう。(アルミ板に比べれば僅小)
 硬い板の上で太目の+ドライバーなどでノシて伸ばす。

クッション材の裁断
厚紙を切るのと同じですが、粘着材付きのクッション材は、その周囲の剥離紙を切って剥がして台紙などに固定してから作業すると失敗しない。
サークルカッターの刃の出し具合に注意。

干渉部の切断
クッション材は、マニュアル/オートの切替えレバーの可動範囲を考慮して干渉部分をカッターで落とす。

組み立て
一度レンズにこれらの部材をはめて仮組みして不都合がないか確認する。順に張り合わせて完成。

 



更新日 : 2000・05・28.