マウントアダプターK用フォーカスエイドパッチの作り方です。

要素試作品
作成要領


外  観 (レンズ側)

簡易型                   本格型

材    料

 

簡易型

本格型

金属のシート状リング
 350mlのアルミ缶
 板厚:0.1mm


 100円ショップで買ったアルミ皿
 板厚:0.5mm

クッション材
 試作品:滑り止めフエルト
      (粘着剤付き)
 厚み:2mm


 試作品:カッテングシート EVA製
      (粘着剤付き)
 厚み:2mm


 ある程度の弾力があって押し付け力が働くものなら何でも可
 経済性を優先するならスチロールの食品のトレー等が抜群
 (両面テープを張る手間はかかりますが)

主な材料
 
その他  両面テープ (紙用と強力など2種類以上)
 厚紙、シート状プラ板 (いずれも包装材などから準備)


工    具

主なもの


 サークルカッター
 ノギス (写真のようにおもちゃのノギスでも可)
 カッター

その他

 キリ、千枚通し、ピンバイス、ドリル(径2.5mm程度)いずれか
 紙やすり、やすり
 はさみ
 綿手袋または軍手 (手の皮の丈夫な方も使用すべき)
 台紙または、ベニア板等
 テスター (または代用品;電池と豆電球など導通を確認できるもの)


作 成 手 順

準  備


対象のレンズの寸法をよく計る
 例:SMCT−50mmF1.4の場合は内径54.5mm外形60.5mmとした
  (レンズによってこの内径は異なる)
型紙(テンプレート)を作る
 ・厚紙や薄いプラ板をサークルカッターで、上記の内径と外形の型紙を
  切り抜く。
 ・現品のレンズに切り抜いた穴を合わせてちょうどの円盤を型紙として
  残す。
 ・サークルカッターの刃の位置決めにこの型紙を使用する。

シート状リングの裁断


(アルミ缶の場合)
アルミ缶をカッターやはさみで開く。350ml缶で3コのリングが採取可能。
台紙などに両面テープでアルミ板を位置決めして中心に小穴を開ける
サークルカッターで内外周を裁断

(アルミ皿の場合)
写真の皿の場合、3コのリングが採取可能。
中心に約径2.5mmの穴を開ける。
この穴にサークルカッターのセンターヘッドを通して中心軸にねじ込む
サークルカッターで内外周を裁断(外周から先に)

(端面のバリ落し)
必ず裁断面のバリはやすりなどで落としてレンズや素手を傷つけないようにしてください。


(修正)
手作業なので、リングは波打ってしまう。
硬い板の上で太目の+ドライバーなどでノシて伸ばす。

クッション材の裁断
厚紙を切るのと同じですが、粘着材付きのクッション材は、その周囲の剥離紙を切って剥がして台紙などに固定してから作業すると失敗しない。
サークルカッターの刃の出し具合に注意。

 

スペーサの裁断
必要に応じてリング状のスペーサを厚紙やプラ板で作る。

アルマイト皮膜の除去


アルミ缶、アルミ皿いずれもアルマイト処理されている。
アルマイトの皮膜を除去しないと導通しませんので、紙やすりで除去する。
美観にこだわる方は目を換えて最後はコンパウンドで磨いても可。
  (これは作る上で大きな作業負荷となることが判明)

干渉部の切断
クッション材は、マニュアル/オートの切替えレバーの可動範囲を考慮して干渉部分をカッターで落とす。

組み立て
一度レンズにこれらの部材をはめて仮組みして不都合がないか確認します。順に張り合わせて完成。

 



更新日 : 2000・05・28.