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プリズムの再蒸着

 

 昨年11月に、日研テクノさんのホームページで「今月の分解品・プリズムの再蒸着」のページを拝見して、再蒸着を依頼したいプリズムをボディから外して送っても、受け付けてもらえるか、BBSで質問をさせて頂きました。
 プリズム単体でも受けるとの、ほんとうにありがたい回答を頂き、見積りコーナーで照会させて貰いました。とりあえず、差し迫って再蒸着は必要なかったのですが、部品取りにしたESII とジャンクのES(ELECTRO SPOTMATIC)から外したタイプの違う新旧2コのプリズムのアルミ蒸着をお願いすることにしました。


左がES用        右がESII

 貼付けてある金属部品を外し、汚れや糊もよく落として、発送しました。約2週間余りで完成しました。1つは、元々欠けていたところがあったのですが、丁寧に再生して頂きました。
 そもそも、黒い保護塗装をしているから透けて見えないのですが、アサヒのアルミ蒸着プリズムは、ハーフミラー状態にいもので暗めなのです。
 もちろん、見えに全く問題なく、オリジナルより明るくなったような気さえします。保護塗料もオリジナルより厚くて丈夫そうです。さらに、塗膜の仕上げは滑らかではなく、エアレス吹き付け塗装のようでざらざらです。これは、アサヒのように、樹脂カバーをかけてからスプリングバンドで止める方法では関係ないかもしれませんが、金属バンドで直接止める機種では、密着した金属バンドの擦れや貰いサビでプリズムが腐蝕するのを防止する上で多少とも有利です。
 費用は、往復の送料、消費税などは別で、1コ6千円弱でした。(費用は、条件により違うでしょうから、その都度お見積りが必要)

 これがすぐに役に立つとは思いませんでした。写真撮影のため、ESII の1台のスクリーンを横着して外さずに、プリズムだけを外したり付けていました。うまくはまってなかったようでスプリングバンドをかけた時に、パチンとはまり、へりが欠けてしまいました。視野内なのでもう使えなくなり、もうこんなことをホームページに掲載するのは止めようとヘコみました(涙;)。いちおう、不必要にボディを開けて、横着な取扱いをしてはいけないという反省をしました。
 ということで、再生したプリズムの余分な塗装を、ペーパーで手入れし、外しておいた金具を付けます。オリジナルは金具をゴム糊で貼ってあるのですが、今回はきつめで外れないので貼らずに使います。

 尚、蒸着はハーフミラーや、ペリクラルミラーも可能なようですが、相談の上となるようです。ミラーレンズの副反射鏡も照会したのですが、こちらは経験が少ないとのことで受けて頂けませんでした。

 

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 作成日 : 2001・01・30.
 更新日 : 2001・02・05.