プリズム(緩衝・防塵)用
パッキン材B・D
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スクリーン(防塵)用
パッキン材A・C
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[ 準 備 ]
オリジナルのDのパッキン材は、直線にカットして、立体的なプリズムに巻きつけてありますので、歪みや隙間が出来てしまいます。それを、糊で付けていますが、多少無理が生じます。
ちょっと面倒ですが、新しいパッキン材は、プリズムにフィットする形にしました。
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[ 準 備 ]
オリジナルのパッキン材Cは同様に、直線にカットして使います。 |
[ 撤 去 ]
一番リスクの大きな作業です。プリズムの後下のところから、一回り貼ってあるはずですが、一気に剥がすのは危険です。まず、パッキン材だけ丁寧にむしり取ります。
その後で、下地のフィルムを剥がします。針を包丁の代わりに使って、魚をおろすようにそぐとうまく行くようです。それでも塗料が劣化していると剥がれるところがありますがやむ得ません。
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[ 撤 去 ]
ベース側に残った古いパッキン材は、はじから剥がします。
その後で、下地のフィルムを剥がします。
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[ 清 掃 ]
プリズム側は、ゴム糊をアルコールでふやけさせて、慎重(気長)に清掃します。あせってメッキにキズを付けてしまっては元も子もありません。塗装していないガラス面は、よく清掃します。
1日置くと、正面反射面のふやけた塗膜も乾いて締まってくぼみます。剥がれたところと併せてここを黒ペイントでタッチアップします。状況を見ながら3回ぐらい重ね塗りします。
ベース内にはみ出した糊や、パッキン材Bがある場合はこれをを撤去し、付着している糊を清掃しておきます。
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[ 清 掃 ]
スクリーン枠は、フレネルレンズを枠から無理には外さず、かつ触れぬよう、緑青錆びを拭き取ります。フレネルレンズの凹凸面はキズがつき易いので綿棒などで拭いてはいけません。(エアブローのみ)
コンデンサーレンズも汚れているなら洗剤で水洗だけに留めておきます。
これらのレンズはキズを付けますからブラシやスポンジを使うのは厳禁です。アルコール類の使用も厳禁です。洗剤は、台所用の中性洗剤がよいでしょう。
ベース側面のメータ取り付け部のパッキン材Aがある場合はこれを丁寧にむしり取って撤去し、付着している糊を清掃しておきます。
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[貼り付け]
初期のESII では、まず、ベース内にBのパッキン材を、両面テープで貼り付けておきます。
Dのパッキンは、正面反射面には直接両面テープのをなるべく貼らないないようにします。防塵という目的には反することなのですが、将来のプリズム腐食には替えられません。プリズムには側面と後ろ側だけを両面テープで留めるようにします。
正面の元の場所に合せれば、立体的に裁断してあるので無理なく巻けるはずです。
使用する両面テープは、紙ベースのものとしましたが、何が最適なのかはまだ自信が持てません。
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[貼り付け]
初期のESII では、まず、ベース側面にAのパッキン材を、両面テープで貼り付けておきます。
メンディングテープで裏打ちしたほうを内側にします。これは、ファインダー内部にパッキン材や、糊がはみ出さないようにする配慮です。
貼り付けは、ベース側のみぞに両面テープを張って貼り付けます。
スクリーン枠は、ミラー側のパッキン材が当たる部分も腐食していると思います。ここが気になる場合は、メンディングテープをコの字型に切ったものを貼ってガードしておけば良いと思います。
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