作成:2000・02・27

  このホームページ作成で気づいたこと、ささやかな提案や希望、不満に思っていることなどの備忘録です。



      <いろいろな独り言>

  ( 項 目 )
  ピント板:ファインダースクリーン
  コニカの一眼レフ
  研究品
  委託品
  MZ−5やMZ−3にMF用ピント板を
  マウントアダプターを付けた場合も自動露出を可能にするファームウエアの改訂
  フォーカスインジケータ
  Sレンズの自動絞りと連動するマウントアダプター
  中古カメラムック本
  中古カメラ屋さんの客
  尊敬するひとのこと
  ミレニアムモデル
  惨めな思い(その1)
  惨めな思い(その2)
  Sマウントレンズの虜

2000・06・04
2000・06・04
2000・06・04
2000・06・04
2000・06・04


 





<いろいろな独り言>


   ピント板:ファインダースクリーン

 AF一眼レフは、明るい素通しのスクリーンなので、液晶表示が右だ下だといったことが議論されるほどピント板は重要視されなくなりました。(液晶表示が下に在りさえすればよいといった話にすり替わりそうで、心配です)
 マニュアルの一眼レフでは、ピント板は、大変重要な部品です。大昔の機種はすりガラスなのですが、私はマイクロプリズムの機種で写真撮影を覚えました。
 私は苦手なのですが、マイクロスプリットのピント板は、A型スクリーンと云ってニコンFのユーザだけが選択できるピント板でした。従ってツウの使う高級品というのが常識で、その後のピント板が交換可能な高級機種には必須のピント板です。
 レンジファインダーの2重像のズレに似ていて馴染み易い、ピント合わせが早く正確にできると云われます。しかし、レンジファインダーカメラには馴染みはありませんし、マイクロスプリットなら8mmシネカメラぐらいの大きさは欲しいと思っていました。
 流行の論調に煽られ、ツウ好みの粋人向けに、マイクロスプリットのピント板の機種も用意される。マイクロスプリットのピント板はサービスステーションで交換する。と云う選択肢も生まれ、中級機種のユーザでもニコンFの特典が享受できるようになりました。
 選択肢であるうちは良かったのですが、マイクロスプリットとマイクロプリズムの盛り合わせのピント板も高級機種のメニューには元々用意されていたのです。中級機種には、とりあえずの盛り合わせがよいと言い出す人が現れ、ピント板の取り揃えを合理化したいメーカが迎合しました。その結果このピント板だけが幅をきかせています。例えるなら、紅茶とコーヒー、パンとライスどちらかを選べるならまだしも、盛り合わせだけしかないという状況になっています。

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   コニカの一眼レフ

 ミランダやペトリ、コニカの一眼レフ。今はなきブランドの話題で恐縮ですが、日本では、ミランダとコニカは不人気機種で「コニカの一眼レフの話」を人にして、怪訝な表情をしない人はいませんでした。コニカNewFTAは20年も使ったのですが、ほとんど標準レンズのヘキサノンAR52mmF1.8とシグマの18mmF3.5だけしか使いませんでした。ボディは武骨な造りで、磨いたりといったことはしたこともなく、ずいぶん手荒な扱いをしました。メインはもちろん、AR52mmF1.8です。とても見やすいマイクロダイアプリズムによるピント合わせと、AR52mmF1.8の無理のない描写は、20年使って飽きるものではありませんでした。
 AR52mmF1.8は、それほど名玉の誉れ高い標準レンズだったのかと云うと、そのような評判は聞いたこともありませんでした。カラーバランスが赤に偏っていて、解像力はやや不足で、コントラストも並です。では、何が魅力かというと難しいのですが、背伸びした性能の追求をしていない素直な描写、バランスの良さだと思います。52mmという中途半端な焦点距離の表示にも、そのおおらかな性格が現れています。クセ玉と云ってしまえばそれまでなのですが。

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   研究品

 ジャンクというと通信機のガラクタみたいで、カメラやレンズを呼ぶので抵抗があります。通常は修理するか捨てるか悩むようなものばかりですが、入荷した商品にわずかな瑕疵あっただけでも研究品にしてしまうお店もあります。他のカメラを修理するために部品取りした残骸を売っている、凍てつくようなお店もあります。どことはいいませんが。

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   委託品

 カメラやレンズ、アクセサリを処分したい個人がお店に手数料を払って売ってもらうものですので、価格設定はその人の事情次第のようです。いずれにしろ、買取りの査定で交渉が成立しなかったものと考えてよいでしょう。「委託品なのでウチの保証は付きません」と云われるのは、瑕疵があって買取ってもらえなかった可能性もあります。良品は価格的にも高めで、びっくりするような値段が付いている場合もあります。
 逆に買取りの対象にならないキャップ、フード、小物アクセサリなどはワゴンの中を漁るより委託品を探したほうが楽に見つかります。

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   MZ−5やMZ−3にMF用ピント板を

 現在のペンタクスレンズのカタログでは、AF、MFレンズが同列に掲載されています。ラインナップされているレンズの数が寂しくなったからということもありましょう。MZ−5やMZ−3ではAFレンズだけでなく、MFレンズを装着した時の操作性も大変優れています。
 機会があったら交渉してみようと思っているのですが、MZ-M用のファインダースクリーンでも我慢しますから有償で交換するサービスをしてくれないかなあ。
 いくつかのスクリーンから選択できるなら、なおさら幸せです。フォーカス点を何点増やしても得られない強烈な個性となるでしょう。昔のニコンのAFカメラでは、中級機種でもアクセサリとしてAF用ピント板、MF用ピント板が用意されていました。

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   マウントアダプターを付けた場合も自動露出を可能にするファームウエアの改訂

 オヤジのワガママと云われそうですが、後継機種への反映だけでなく、MZ−5やMZ−3でも有償サービスが実施されると嬉しいのです。
 マウントアダプターを付けた場合は、ロックピンを引っ込めるのは無理としても、マウントアダプターを介してSレンズを付けた場合でも、自動露出が可能になるようファームウエアを変更するサービスを切望しています。

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   フォーカスインジケータ

 MZ−3の後継機種では、パノラマ切り替えが出来なくとも、フォーカスインジケータは大型化してME−Fの位置にすることを切望しています。パノラマ切り替えなんて下位機種だけでよいのではないでしょうか、焼くときに頼めばパノラマにプリントにしてくれるところもあるのですから。
 尚、その他のファインダー内の表示は、気が散るので、今の位置のままで、大きくしないで結構ですから。そしたら、MZ−5から乗り換えてもいいなあ。

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   Sレンズの自動絞りと連動するマウントアダプター


 Sレンズの自動絞りと連動するマウントアダプターは夢です。商品価値は低いので、自作すべきアクセサリでしょうが、どなたか作った方がいたらご教示頂きたいなあ。

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   中古カメラムック本

 買い物情報誌仕立ての記事だとしょうがないのでしょが、ブツとかオタカラとかゲットするという即物的な表現はどうも抵抗があります。機材に対する愛着や情緒を持って欲しいとは云いませんが、もう少し普通の言葉を使えないのでしょうか。
 プロの古物商である中古カメラ屋さんの知識・見識を拝聴するのも中古品を買う楽しみのひとつとしているのです。
 昔の伏魔殿のような中古カメラ屋さんはありませんが、リスキーなお店もあります。価格が高い、良心的でないとは記事には書けないでしょうが、お店の紹介記事の通りではないところもあります。PL上、行って買ってみて自分で判断するよう注意書きが必要だと思います。
 図鑑仕立てのムック本の記述には、技術的な解説、歴史的背景の説明もしっかりして欲しいと思いますし、とんでもない誤りのあるものがあります。そのようなムック本を出す出版社は、潰れても同情の余地はありません。
 内容の誤りは論外ですが、写真なり写真機に対するそのひとの思い入れや見識を開陳しているコメント、筆者の独善や偏見を率直に語ってもらうものが面白いのですが。

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   中古カメラ屋さんの客

 買うと云わなくともショーケースから出して、拝聴に値するお話をして頂き、手に取って見せて下さるお店もあります。しかし、普通のお店は、買わないならはやく帰って欲しい、まして見たいなんて迷惑千番というのが本音でしょう。でも、いるんですね、あれを見せろこれを見せろとショーケースから出させ、カウンターの上でチェックしたあげく何も買わない強心臓家。どのような業種でも接客というのは大変です。
 無断で値札のメモをとりまくる人もいますが、お店の人が気にしています。外でショーウインドウから見えるものだけにして、お店の中ではやめて欲しいなあと思います。録音機を内ポケットに忍ばせて、ボソボソと読み上げるというのもウス気味悪いですよね。
 私が、中古カメラ屋さんにとって良いお客かというと、高級店は敬遠させて頂いておりますが、財布の中身を詰めてから来て頂戴と云われそうな部類なので、良いお客ではありません。

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   尊敬するひとのこと

 自分の思うような写真に仕上げたいのは誰しも同じです。機材だけでなく、感材においても、フィルムの銘柄、現像所、挙句はフィルムのロット番号までこだわる人がいます。気にいったロットのフィルムを買い込み冷蔵庫を占領されたといって嘆いていた知人がおりました。私にはとてもまねができないことで、ただ尊敬。

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   ミレニアムモデル

 感想です。すごいところがあるもので、掲示板にここはニコンのページだからニコママートの話は遠慮しろというWebが、以前ありました。きっと、ニコマートELやピカイチのことを書くと掲示板荒らし扱いされるのかな。
 S3ミレニアムモデルが人気ですが、これを作っているニコンの水戸工場(実は隣接の那珂町にある)は、コピル:小林精機製作所というレギュラー8のシネカメラを作っていたところが倒産し、橘製作所(協力会社)→水戸ニコン(子会社)→ニコンに吸収され水戸工場となったなんてこと知らないでしょうね。そんな世間の苦労話を書き込んだらこの管理人さんは卒倒しちゃうかな。

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   惨めな思い(その1)


 たまたま、勤めが休みの日に、保護者参加の学校行事があったので出席しました。その時のことですが、ニコンの量販機種を持ったお母さんに「おとぉ、助けて下さい」と声をかけられ、そのニコンを渡されました。大きな液晶にはカメラの分際で「Error」と表示して凍り付いています。どうリセットして良いか判らず、裏ぶたを開閉するたびにフィルムを巻き上げてしまいます。新しいフィルムを1本付けて謝って勘弁してもらいました ・・・ 自分が年寄りになったのを思い知らされたようでミジメ。
 その後、そのニコンは役員のお母さん方に囲まれてボコボコどつかれ、南部弁でののしられてていました。
 しばらくすると、「ありがとうございました。直りました。」とお礼を云われました。カメラもパソコンも躾が肝心。愛機がMZ-5でよかった。高度なことが出来ない代わり、難しいことはありません。

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   惨めな思い(その2)


 数年前のことですが、恒例の中古カメラ市に出かけた時のことです。出品された用品の中に、コニカ(ARⅡマウント用)のニコンレンズマウントアダプターがありました。値札をみると現行で売られていた時より少し高いのですが、懐かしいので、つい「それお願いします」と云って、財布から2千5百円を出してカウンターに置きました。対応した店員さんは、初めキョトンとしていて、次にもじもじして、そして、申し訳なさそうに「最近は高くなってしまいまして・・・に、に、2万5千円なんです・・・」と小さな声で言いました。「申し訳ありませ〜ん」とひたすら謝りましたが、なぜか、店員さんも恥ずかしそうに何度も「高くなってしまいまして申し訳ありません」とおっしゃって頭を下げます。
 このような場合、普通に「シロートめ、ウチなんかにくるのは10年早えーよ」といった態度をして頂いたほうが恥ずかしくないのですが。

 ちなみに、72年ごろは、ニコンレンズマウントアダプターは千5百円、エキザクタレンズマウントアダプター、プラクチカレンズマウントアダプター2、コニカレンズマウントアダプター2(FM、FP、FS用)はいずれも千円でした。その後、T3発売時には、コニカ用はカタログから消え、それぞれ5百円高くなっていました。今でも、SMCT15mmF3.5のために求めたプラクチカレンズマウントアダプター2は持っています。

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   Sマウントレンズの虜


 いつも書き込みを頂いているTAKUMARマニアさんとの約束なので、SMCT15mmF3.5以外に私の好きな、あるいは欲しいSマウントレンズを書きます。欲しいレンズは、持ってないもの全部・・・と明快にいきたいのですが・・・。

FET/SMCT17mmF4:
 昔のカメラ雑誌の月例コンテストの定番でした。
 いつか自分もこのようにフツーに使いこなしてみたいと憧れていました。欲しいです。
ST/SMCT28mmF3.5:
 昔は広角レンズの描写が硬いのが持てはやされました。
 もちろん、このレンズも絞ればそれなりに硬いのですが、無理のないボケかたが大好きです。
 作例で掲載した桜の花のカットを参照してください。
 (マルチコーテングのST28mmF3.5にも若干の未練あり)
SMC120mmF2.8:
 珍しい焦点距離だからではありません。無理のない描写をするレンズとして評判だからです。
SMC135mmF2.5:(STは敬遠)
 Kマウントのものを使って気に入っているので、Sマウントのものもという贅沢です。
 手持ちのF3.5のものはボケかたが思うようにならないところがあります。

ST/SMCT20mmF4.5、ST/SMCT24mmF3.5:
 単純に興味本位です。怖いもの見たさ、メタルフードも ・・・ 好奇心。
ST/SMCT35mmF2(フィルタ径49mmのモデル)、SMCT85mmF1.8:
 人の欲しがるものは私も欲しい ・・・ 単に物欲。

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     更新日 : 2002・02・20.