作成:2000・02・27



ペンタックスME-Fの白ボディと黒ボディ


 1993年ごろから仕事の都合で、東京への出張が多くなり、中古カメラ屋さんへ立ち寄る機会も増えて来ました。実用に供して使い倒すためのカメラが欲しいと常々思っており、機種はKマウントのペンタックスから選ぶことにしました。11月の初め中野のフジヤカメラで、うろ覚えのMEという小型の機種を思い出し、聞いてみたところ、既に中古でもあまり出回っていないとのことで、ボディのみ2万1千円のME−Fを勧められました。AF専用レンズでなくともフォーカスエイドとしてインジケータが働くので、スプリットイメージの苦手な私には助かります。
 秋葉原のニッシンでデッドストック品のシグマズーム・シータを8千円ぐらいで買ったのですが、使うあてもないので元箱に入れたまま1年以上しまい込んでいました。このKマウントのレンズを、ME−Fに付けて撮ってみると、図体がでかいことを除けば、ズームレンズとしてはなかなかの性能です。しかし、交換レンズを順調に買い揃えてゆくに従って全く出番が無くなってしまいました。


 なにも知らずにME−Fを買ってしまい、それなりに満足していたのですが、外観は結構くたびれていて、人前で撮影するのが恥ずかしい時があります。
 個人的には、AF一眼レフには魅力を感じず、MF一眼レフも新品だと大変よい値段です。買増しするボディは外観を優先してやはりペンタックスの中古を探すことにしました。スーパーAも魅力でしたが、1995年2月に、ブラックのME−Fを新橋の大庭商会で2万5千円にて求めました。ブラックを選んだ理由は、シルバーのボディはクロム梨地仕上げだと思って取扱うと傷が増えてゆき、耐えられなくなってしまったからです。実は、ME−Fの金属性に見えるトップカバーは、プラスッチックに鍍金を施した巧妙なクロム梨地仕上げもどきであり、大変デリケートなものなのです。
 この他に、研究品なのですが、高輪の松坂屋カメラ店にてそれぞれ4千円で研究品を2台入手しました。1台は劣化したモルトプレンにミラーがくっ付いて戻らなくなっていたもので、黒の発泡ポリスチレンを両面テープで張って使えるようにしましたが、もう1台は巻き上げてもシャッターチャージされないという故障品で部品取りにするしかありません。


 ME−FにAFズーム35〜70mmF2.8とワインダーMEⅡ、デジタルデータM、ストロボAF140をつけると、いじましくも、機能はMZ-5に近づきますが、そもそもプログラム露光やシャッター優先露光はできません。自動露出能力もAF能力も比べ物になりません。いずれにしろ、これを持って人前で撮影できるほどの心臓は持っていませんし、ボタン電池(銀電池4個、マンガン電池2個)のほか、単3電池6本、単4電池4本を装荷することになるので経済性も悪く、常用する姿ではありません。
 結果論ですが、電池をレンズに入れたことがME−Fの発展性を絶ってしまっているようで残念です。ワインダーか、電池ボックスから給電できるようなデザインであれば、交換レンズの種類を充実させて、SFXシステムへと継投することが出来たのではないかと思います。
 MZ−5に比べ、フォーカスインジケータの見易さ、マニュアルレンズの使い勝手は断然ME−Fが勝っています。MZ−5では、アダプターを介してSレンズを付けても、物理的に付くには付くけどという状態で使い勝手は良くありません。Sレンズの自動絞りアダプターが欲しいと思っている人間の意見なので極論かもしれません。付くというだけでも立派なものだと思います。
 レンズだけでなく、アクセサリも順次購入してゆきました。デジタルデータMは二つ買い、新橋のお店で買ったものをお出かけ用、秋葉原のお店で買ったかなりくたびれたほうは普段着としました。ワインダーMEⅡは、高輪のお店で購入しマジシャンオイルとミニ四駆用のグリスをギアに給油したところずいぶんと静かになりました。その他、接写リングなども充実させ、磐石の体制を築きあげたのですが、最新のAF一眼レフ早急に乗り替えなければならない事情が発生してしまったのです。




ME−F本体の電池は、LR44(マンガン電池)4個と記載された記事を時々見かけますが、SR44(酸化銀電池)4個が正解です。LR44でも動きますが、数本の撮影ですぐに電池切れとなります。それにつけても銀電池は高いですよね。ワインダーからも給電できるようにして欲しかった・・・。そうしたら、レンズの電源もと考えるでしょうに。

 

現在、常用するのはMZ-5になり、2台のシルバーのME−Fは健在ですが、ブラックのME−Fは、使わないうちに巻き上げてもシャッターチャージされなくなるという状態になってしまいました。修理に出したいとは思うのですが先立つものがなく、長いこと心を痛めていました。この不調はミラーの昇降メカニズムに使われているゴムダンパの劣化が原因です。
 しかし、トムさんの「ME復活応援サイト」という救世主が出現したのです。「自分でネジネジ」をするために何度かジャンク品のME-Fで分解組立ての練習をした上で、2002年4月27日に決行したのです。もちろん、トムさん特製のバイトンゴム製ダンパに交換しました。
 翌日には、うそのように回復したME−Fを携行して、遅い春の風景の撮影に出かけることができました。

\(*^^*)/ME-F  SUCCESSFUL\(*^^*)/






 更新日 : 2002・09・24.