新兵器

BESSA- L

ULTRA WIDE-HELIAR
12mmF5.6

秋は黄昏の郷

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☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆  ひとこと ☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆  ☆♪

私のお気に入りの絵柄ばかりで恐縮です。 ・・・ 18mmでも15mmでも同じような写真を撮ります。12mmを使う意味はあまりないのですが、でも、さすが12mmはえらい。 ・・・ 小さな公園でもとっても広大な場所に見えます。

コシナの名誉のために申し添えますと、ウルトラワイドヘリアーは最新レンズですから、周辺光量が少ない以外は、鮮明で破綻のない画質です。 ・・・ モヤ〜っとした写真を撮るのは申し訳ない気がします。出来た写真は、ちょっと硬いのでシャープネスとかアンシャープフィルタとはかけません。

☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆ 感  想 ☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆  ☆♪
情緒的な作例であり、機材の特徴を発揮できていないのですが、ご参考に使用感を記載します。

 すばらしいと思う点
 1.とにかく予想以上に画質は鮮明です。画像の歪曲は小さく四隅の画像もしっかりしています。
   (私の好みではちょっと硬いかなと思います。F5.6のレンズですからボケ味はよく判りません)
 2.写真機用レンズにはもったいないようなコーテングが施してあり、ゴーストはあまり出ません。
 3.Lマウントレンズなので当たり前ですが、一眼レフ用レンズに比べたいへんコンパクトに納まっています。
 4.フードや、ファインダー、フィルタアダプターの塗装仕上げが立派。高価なボディに付けても見劣りしないようにとい
   う気配りなのでしょう。
 5.親切なことに、パンフォーカスで使えるよう距離環に0.5と1mのクリックがついています。このクリック感は控えめな
   感触で好感が持てます。
 6.世界初の12mmレンズと云うにもかかわらず、私のような貧者にも手の届く価格設定です。
  (ただし、出初めということもあり、量販店でも割引はちょっとでした)

いまイチと思う点
 1.周辺光量の低下がやや大きいようです。補正フィルターはあれば欲しいと思いますし、可能なら濃淡2種類ぐらい
   希望します。
 2.大きくて立派なファインダーの像は、まるでビデオカメラ用のセミフィッシュアイコンバータのように歪みます。やむ
   得ないのでしょうが。
   (どのように写っているか予想できないところが楽しみでもありますが)
 3.私は、ネガフィルムを常用しているので、あまり露出は気にしていませんが、どこの露出を測っているのかもよくわ
   かりません。
   (クリチカルでなかなか緑のインジケータが点灯しません)

値段のことを勘案すれば、わがままはいえませんが、ベッサ-Lは、笑っちゃいます。(^_^)むふふ。
という訳で、丸型の吊金具のリングは、三角形のものに替え、プラカバーを付けて、結局、吊ひもは、レンズ(ME-F用のズーム)のケースの吊ひもに落ち着きました。

ベッサ-Lは、もっと高級感が欲しいと私も思いますが、そもそも、Lマウントレンズを売るためのボディとしての使命を果たさなければなりません。シャッター音やレバーなどの操作感が元々なので、見た目だけ立派にしてもしかたないようです。今のままのほうが可愛いくて、気楽に扱えます。

このベッサ-LのシリアルNoは、2千2百番台なのです。いくらなんでも発売後1年以上経っているので、出来たてというわけはないと思います。いずれデッドストック品として正月の福袋に詰められる運命にあったのかもしれません。

LマウントなりMマウントのライカ版CCD搭載のベッサの登場を待ちたいと思います。