ちょっとだけご報告




 4月17日現在の状況

ミラーボックスを仮組みしてテンションを調整しました。動作は、ほぼ好調ですね。
各部モルトプレンを貼りました。
S/No.400万番台として矛盾がないような、ファインダー部品を探します。 あったはずなんですが (^^ゞ





 4月18日現在の状況

ファインダースクリーンとプリズムは良品を見つけて交換しました。まずまず、きれいでしょうか。ゴミがふたつぶぐらいあります。
配線を復旧しました。外装をかぶせれば組立ては完成です。
あとは、露出計のチェックをします。



 4月19日現在の状況

露出計のチェック結果ですが、明るければ、上々ですが、薄暗いとオーバー気味の指示になるようです。さらに、シャッターは1秒や1/2秒の低速では遅いようです。
どのぐらいかは、使い込んで、癖をつかんで頂きたいと思います。高速シャッターでの露光ムラはないようですから、早々にお送りして、試写はユキノフさんお願いしたいと思います。
スレが写ってませんし、底板の腐食跡がひどいんで、こんなにきれいじゃありません。レンズはフィルタ枠が変形しているのでキャップの代わりです。



 4月20日現在の状況

貼り革を貼りました。ストロボの点灯をチェックし、梱包しました。

SPのS/No.400万番台のボディは、70年代になって生産されたもので、ミラーボックスのメカニズムが複雑になっています。その他に、部品の品質が向上し、モルトプレンを気前よくおごり、(+)ビスが多用され動工具が使われるようになったことが判ります。
しかし、組立てが雑なものがあって、シャッター幕の位置決めがいい加減だったり、雑なはんだ付け、接着剤の付け過ぎといった、当たり外れあります。要は、生産現場ではティーンエイジャーやパートタイマーが主力になって、量産されていたことが判ります。
従って、きちんと手入れをして、組み立てなおすと、たいへん信頼性の高いSPになるんです。今回、400万番台のボディのオリジナリティにこだわった背景です。しかし、オリジナルから変更したことが2点あります。

H-Bという水銀電池は入手できません。代用電池はいろいろあるんですが、今回はLR1120(アルカリボタン電池)が使えるよう、配線を変えました。変なアダプターは不要です。フタ側がプラスになるよう電池を入れてください。
申し訳ないです。手持ちの底フタは、良いのがありませんでした。
絞込みスイッチですが、S/No.400万番台のボディは、窓が無くなっています。絞り込んだとき、この窓が赤くなってONであることを示します。これは、合理化とはいえ、SPのアイデンティティを失うようで寂しいのです。古い機種のものに換えました。


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