ちょっとだけご報告




1月15日現在の状況

SP-Fのほうが、もうすぐ終わりそうなので、13日からSLに着手しました。



SP-F用に作成した幕ですが、使わなかったのでこれを換えました。
通常はリボンは再使用するのですが、切れまくり。  なんじゃいな!  です。
幕は、巻き癖が強く、摺り傷がたくさん付いていました。





シャッターを分解して気づきました。
調速度カムはノーマルのものとは違います。高速タイプのカムフェイスです。
サービスマニュアルによると、2種あるようです。


テンションもオリジナルじゃないみたいですし、しかし、走らないシャッターですねぇ。
先幕はブレーキがきつくて、最後まで走りきりませんので、ブレーキを緩めて解消しました。
しかし、幕速が遅めで、安定していない感じです。難航しそうな予感です。




1月18日現在の状況

これは、後幕用のテンション軸です。。。替えました。
もともとなのか、だれか無理なテンションアップをしたのか、このテンション軸のスプリングがヘタっていました。



これで、シャッター速度の調整が効くようになりました
もうすこし、調整の余地はあります。





1月21日現在の状況

作業は着々と進めています。
ミラーボックスの両サイドはクリアランスの関係で植毛紙を貼ることはできませんでした。底とミラーの裏だけで許してけろ。
それから、モルトプレン交換、外装パーツの洗浄をしました。シャッターは安定してきましたので、安心してください。
今日はちょっとおさらい。

生産時期にもよるのでしょうが、SPとちょっと違うパーツです。


フィルム巻き戻し軸のフリクッション用スプリング。
安全ピンみたいです。

接眼レンズはSPと違って丸型です。
SVなどの旧機種の部品と同じです。




このへんを見ると、おおよその生産時期が判ります。
おそらく、1968〜1970ごろです。





1月24日現在の状況

安心してください、サボっていません。。。ミラーボックス、セルフタイマーを付けてみました。



操作感も、まずまずです。そろそろ、仮組しましょう。




それにつけても、ワッシャの枚数が・・・^_^;





2月2日現在の状況

ここまで来たら組み宛てちゃうんだもんねー。


トップカバーの錆びは、目立たないよう銀ペンでタッチアップしてあります。


操作感も、まずまずです。時間があったら試写をしてみますね。
それにしても、この巻き戻しノブが気になるなぁ〜。フリクションがほとんど効かないんですよ。
どうして、SPと同じにしなかったのかなぁ。





2月7日現在の状況

なんで、こうなっているんでしょう。



高速シャッターが、早かったり遅かったりと不安定なんで、再度やり直すことにしました。



言い訳
ちょっと試写は無理です。
部品取りのSPから、シャッターの部品をそっくり入れ替えちゃうといいんですが、それでは本末転倒ですね。
そのSPをお手入れしたほうが手っ取り早いし、確実です。
一から点検し直して、例の隠しガムテープを2箇所にあてました。
元々のコンデションが悪かったです。。。今回のSP-FやSVとは比べものにならないです。





 2月22日現在の状況

 今日は、シャッターのテストは、1/250・1/500・1/1000秒の結果を掲載します。
 各シャッター速度の露光量のほうはまずまずですが、1/1000秒の露光ムラは・・・ダメだ、こりゃ・・・です。

1/1000・F4          1/500・F5.6          1/250・F8

 上の3カットはスーパータクマー50mmF1.4で撮影していますが、初期型の8枚玉ですぞ〜。

 今、初期型SPのお手入れをしているんですが、その記録にこのSLを使っています。
 絞り込んで接写になるんですが、スローシャッターはまずまず。
 もう一度、露光ムラの調整をしてみますが、期待はしないでくださいね。 (^_^)





 2月29日現在の状況

 今日は、シャッターのテストは、1/250・1/500・1/1000秒のリベンジです。
 各シャッター速度の露光量も、1/1000秒の露光ムラも、充分実用になると思います。

1/1000・F8          1/500・F11         1/250・F16


使用レンズは前回と同じスーパータクマー50mmF1.4(初期型の8枚玉)で撮影しています。


  ( 注 意 !)
  
 1月21日のところで書きましたが、巻き戻しノブのフリクッション不足で、撮影中に巻き戻しノブを動かすと、コマ間が不ぞろいになるだけでなく、運が悪いとコマが重なったりします。
  
 お待ちどうさまでした、これで、SL、SP-F、SVともお返ししたいと思います。

  



戻る