ちょっとだけご報告




 9月16日現在の状況

 12日に到着しました。早速、無限遠が出ないマクロタクマーを分解してみました。でも、どうなってるの〜?
どうやって組み立て直しても、ヘリコイドが、あと4mmぐらい縮みません。これじゃ無限遠は出ません。



13〜14日の仙台でのオフ会から帰ってよく見ると、ン?、ビスが1個挟まっています。脱落したビスのようです。
元のところに収まりました。あとは、お掃除して組み立てて、試写ですね。


たまたま、フィルムが残っているESII につけて撮影しました。




 9月22日現在の状況

 SPのほうですが、シャッター幕のゴム引き面に擦り傷が盛大に付いていました。
 巻き癖も強いでしょうから、とりあえず幕を交換することにしました。

 上が、作成した幕。下が、取り外した幕です。


 交換しました。このへんは、毎度のことなんですが、スムースにシャッターが走ると、カ・イ・カ・ン です。


 今日のところは、ここまでです。




 9月23日現在の状況

 今日は、SPのお手入れを進めます。ガバナとセルフタイマーを取り付け、交換したシャッター幕の動作を確認します。
 ファインダーの清掃をしました。クッション材のスポンジやモルトプレンが全く風化していません。気候の違いというのはたいしたもんです。

 清掃が済んだ組立て前の状態。

 ミラーボックスを付けちゃいます。配線もハンダ付けします。この状態で週末までゴム糊の乾くのを待ちます。


 メールでご相談したメーターの配線ですが、このようにしました。(左) テンション軸にガムテープをカットして貼りました。(右)
 実は、経年変化でしょうか、後幕のリボンの長さが0.2mmほど違います。微妙な違いなので貼り替えてもうまく行くかわかりません。
 ここだけのヒミツにして下さいね。5mm長のガムテープをスプリング軸に貼って補正します。
 これで、後幕の走行のバタつきがなくなりました。実用上はどうでもいいとは思いますが 。。。


 本日のヒミツの暴露は、このぐらいにしておきます。



 9月24日現在の状況

 今日は、お休みですが、ちょっと忘れていたことがあります。
 オランダで求めたという証拠なんですが、JCII(日本写真機光学機器検査協会:現在の日本カメラ財団)のシールが貼られて輸出されていました。

 しかし、一大事です。ウエットティッシュでトップカバーの清掃をしていたら、このシールが剥がれかかってきました。とにかく、許してけろ〜。
 対応は、剥がしてしまい痕跡を残さない。スコッチテープでカバーする。剥がれかかったところを糊付けしてしらばくれる。です。

 もうひとつのオランダで求めたという証拠です。電池室に残っていたのは、PX400です。国内ですと、腐ったH−Bが出てくるのが普通です。



 9月27日現在の状況

 仮組みしました。
 裏ブタはモルトプレンを交換したのでガタつかなくなりました。ストロボの発光テストもしました。絞込みレバー(スイッチ)もシャッターを切ると確実に復元するようになりました。

 さて、露出計ですが、1/2から1絞りオーバーでしたので、ちょっと調整しました。
 ミラー、スクリーン、プリズムといったファインダー系が少し暗くなっていたのかも知れません。特にミラーはハードコートされていないもので、シリアルNo.から判断して時代的にやむを得ません。

 あとは、撮ってみて、露出計が頼りになるか、高速での露光ムラがないかなどを確認したいと思います。



 10月2日現在の状況

 28〜30日に出かけた際に、このSPを携行しました。使い心地は上々です。
 今回は、オリジナルのテンションのままです。いちおうお決まりの露光ムラチェック。
 他のはOKだったのですが、あえてちょっと微妙なケースを掲載します (^_^)

1/1000・F8               1/500・F11

 SMCタクマー28mmF3.5をつけて撮影しました。

 完全逆光は無理としても、悩ましいカットを、露出計のチェックということで掲載します。


 フィルム2本撮影して1カットだけ、シャッターが開かなかったものがありました。
 これは、比較的古いシリアルNo.のSPなので、部品の工作精度に起因しているものと思われます。
 ていねいなフィルム巻き上げをすることが要求されます。


 清掃はしたのですが、またファインダーにゴミが現れてきました。
 きりがないので、今回は、このままでいかがでしょうか。







戻る